当学院で学んでいただく手技療法は以下の通りです。コースによっては各内容が含まれていない手技がありますので、コースを選択される時に御確認下さい。
ソフト整体
「ソフト整体とは」をご覧下さい。
- ストレッチング
ストレッチングというと耳新しい手技に聞こえてしまうのですが、整体に於いても「伸展、伸張」と云う手技がこれに当たります。現在では「伸展、伸張」の領域を超えて「牽引」もストレッチの仲間入りをしています。関節に跨った筋肉を自動或いは他動運動により伸ばして緊張を取る事をストレッチと言います。
伸ばす強さの感覚、時間のかけ方、狙う筋肉の角度等を学びます。応用範囲が広く、効果も高いのでお奨めです。
操体療法
最初、操体療法を学ぶと「本当?」って声が返って来ます。信じられない!効果にびっくりしてしまいます。 キーワードは「痛い方から痛くない方へ」。分り易すぎて、簡単すぎて信じられないのが操体療法です。
操体療法とストレッチングを合体させて進化させると更に信じられない効果の高い手技に変化してしまいます。
この手技をちょっと手を加えるだけで筋力測定法になったり、関節可動域検査になったりします。
治療系を目指す皆さんに取っては救世主のような手技で、操体療法に、カイロプラクティック(※1)とオステオパシー(※2)の三つの手技をマスターすればまさに「鬼に金棒」と断言できます。
※1.カイロプラクティック...ボキボキ関節の音を鳴らす痛そうな手技に誤解されていますが実際は理論的であり科学的で、実証的な効果が高く、熟達した先生に施療していただくと痛みも全く感じない内に改善されてしまう手技です。
※2. いくつかの異なった手技によって構成され理論的には非常に高度で理解は難しいかも知れませんが、神経アプローチによって痛みを取り、痛みによる二次障害を防ぐのに非常に効果が高い手技と言えます。
関節モビリゼーション、マニピュレーション
古来、整体では「牽引」と云われた技術ですが、より理論的に、科学的に、解剖学的に検証し、進化させた手技です。この技術だけはかなりの体力を必要とする場合もあります。
関節は本来ほんのわずかの遊びがある事によって正常な動きが得られます。このわずかな遊びが失われる事によって関節の可動域が失われ、私達の身体の動きの左右のバランスが崩れて「異常」が生じます。
関節の周辺の靱帯を緩め、わずかな関節の遊びを取り戻し、関節の正常な可動域を回復する手技が関節モビリゼーションです。関節マニピュレーションとの決定的な違いはありませんので基本的には同意語として理解していただきます。
OX脚調整
若いお嬢さん達の悩みの種がOX脚です。
X脚はあまり目立つ事もないので患者さんとして来られる方は少ないのですがO脚調整はこれだけで専門整体院を造れる程です。本当のO脚と疑似O脚(例えばがに股)との見分け方からソフト整体的な痛みのない調整法を学びます。
- カイロプラクティック
日本の柔術が他流試合、武者修行として明治時代に海を渡り、アメリカに行きました。その時に痛めた筋肉や脱臼を整体で治療をしているのをアメリカのお医者さんが見ていてその素晴らしい治療効果に驚き、それを勉強して、カイロプラクティックに改良したと云われています。どこまでが本当でどこからがフィクションなのか判りませんが古式整体にはカイロに良く似た手技が多いのは事実です。
良い意味で逆輸入を私達はさせていただいています。3でも書きましたようにカイロプラクティックは決して強い、痛い手技ではありません。カイロプラクティックの効果を見よう見まねで患者さんに施療する輩がカイロプラクティックを誤解させているのです。間違った使い方をすると危険であるのは事実ですのでキチンとしたカリキュラムに則った技術を習得して初めて実用が可能な手技です。
従来の整体にはない理論的であり、実証的な考え方に則り、あらゆる角度から関節の可動性を検証し、手技を加えるべき方向性を検討した結果に基づいて施療を実行します。その効果の高さ、精度の高さは驚くべきものがあります。
治療家を目指す皆さんは操体療法、カイロプラクティック、オステオパシーは必ずマスターしましょう。
- SOT(脊髄・後頭骨調整法)
カイロプラクティックから派生した技術で、三角形のブロックを利用した技術です。
基本的な考え方はカイロプラクティックなのですが検査法にしても、神経へのアプローチにしてもカイロプラクティック+オステオパシーと考えられる手技です。
症状に応じて三角ブロックの、腰に挿入する角度を変える事によって改善を行います。力の弱い女性には適した手技と言えます。
- オステオパシー
オステオパシーはそれぞれに異なった六つの技術から構成されていますが実際に私達が必要とする手技は限定されています。
カイロプラクティックとオステオパシーは、アメリカでもヨーロッパでも医科大学に認定されて6年間の勉強が必要です。それは、本来は手技療法なのですがその精度を高める為にレントゲンを診たり、注射を打ったり、投薬をする必要性から医科大学になりました。
オステオパシーの特色は揉んだり、押したり、叩いたりする従来の手技観念とは全く異なり、多少意味は異なりますが分りやすく言うと、神経にアプローチして痛みを忘れさせ、二次障害を先ず防止します。その後、時間をかけて本来持っている症状を取り除いて行く、或いは改善するという手技です。
ヨーロッパにおいて特に人気の高い手技です。
当学院においてはオステオパシーのエッセンスを理論的にも手技としても理解し易く、判り易くまとめて特別セミナーとして開講しますので、前述の「操体療法」「カイロプラクティック」と共に治療系に進みたいと考えている皆さんは是非、受講して下さい。
- アロマテラピー(セラピー)
アロマテラピー(セラピー)の歴史は非常に古く、クレオパラも牛乳風呂と共にローズの精油を使ったアロマセラピーが大好きであったと伝えられています。
体力を使わないので女性に適した技術として人気があります。高価なものとしては香水の素ともなるローズ、手頃なところではカモミール、ローズマリー、ラベンダー、ミント、ユーカリーなどが用いられます。症状によってこれらの精油をベースになるオイルで一定の割合に希釈、肌にマッサージを施しながら塗り込み浸透させます。
症状によって対応する精油の効果は異なりますので、まずそこから勉強が始まります。
次いで精油によって肌に「アレルギー」の可能性がありますので「バッチテスト」が必要になります。バッチテストによってアレルギーの心配がないと判断されて始めて精油の塗布が行われます。精油の効果は、塗られた肌から浸透、吸収される回路と、その精油の揮発分が鼻腔から吸収され大脳を刺激する回路の二通りから得る事が出来ます。
塗布された精油の残り香が心配されますが60分のマッサージで殆ど吸収されてしまいますので心配はいりません。
精油を全身に塗布する為に女性のセラピストが行う場合が殆どです。
- 英国式リフレクソロジー
足裏反射区にアプローチする方法で、良く知られているのがかなり痛みを感じる台湾式、同じく中国式等があります。
ソフト整体も同じですが強く刺激をする、痛みを与えれば良いのではなく、程良い刺激を受ける事によって効果は現れて来ますので、当学院では英国式を採用しています。
英国式リフレクソロジーの良いところは足裏が全身の反射区になっているので、拇指で軽い圧を加える事によって痛み、しこり等を触診し、身体の疾患を持つ部位を診る事が出来ます。
- キネシオテーピング
キネシオロジー(筋肉学)から筋肉に貼るテープと云う事でキネシオテーピングと名付けられました。
テーピングにはいくつかの種類があり、他のテーピングは包帯、或いはサポーターの役目を担っていますが、キネシオテーピングは筋肉の弛緩、活性を目的として研究が続けられています。
貼り方に非常に微妙な方向性があり、この修得がポイントになります。
スポーツトレーナーを目指す皆さんには必須ですが、体液、組織液の循環活性に改善効果が顕著であるところから整体師としても必修項目になっています。
症例別研究
三大疾患と云われるのが腰、肩、膝です。これに頚を加えればこれだけで十分と考えられるほど、これらの部位に症状は集中しています。
検査法と手技を実戦的に応用してこれらの症状を改善します。
腰痛と一口に言っても、股関節なのか、骨盤なのか、腰なのかを診なくてはなりません。 実際は腰痛になる原因は複雑に絡み合っていますので、学んできた検査法を用いて原因を調べ、その原因を取り除く或いは改善する事によって症状を緩和する基本を学びます。
- 検査法
ソフト整体が他の手技療法と違っているのは、手技のソフトさ、安全性の違いは勿論ですが検査法を重視している点も大きな違いのひとつです。
触診、姿勢分析、整形外科的検査法、筋力測定、関節可動域検査等を学びます。
- 触診...身体にはランドマークという特徴的な部位があり、基本的には左右対称ですのでこの左右のバランスの違いを診たり、このバランスの違いの原因となっている「筋肉の硬縮」を診たりします。大別するとスタティックパルペーション(静的触診法)、モーションパルペーション(動的触診法)の二つに分ける事が出来ます。
- 姿勢分析...一般的には肩の力を抜いた状態で立位(膝をつけた直立の姿勢)で立ち、左右の肩のバランス、耳線の左右差、肩の前後差、背中の曲がり具合、腰の曲がり具合などを診る事によって、その原因を調べます。
- 整形外科的検査法...筋力測定法、関節可動域検査を併用して整形外科的に疾患の原因を診る方法です。検査法の全てが理論的な裏付けによって検査法としての位置づけがされていますが特に整形外科的検査法は重要な位置づけがされています。各部位毎に色々な可能性を検証し、結論を導き出します。
- 筋力測定法...関節を動かす為には筋肉が収縮する時に発生するエネルギーが必要です。このエネルギーを筋力と言い、このエネルギーを一定の基準によって判定する事を筋力測定法と云います。身体の機能異常或いはバランス異常は、筋力測定を行うと左右の筋力の違いが原因である事が理解できます。
次の「関節可動域検査」と関連して応用するケースが実用的な使い方になります。
- 関節可動域検査...筋力測定法と関連していますが、各々の関節は「何度まで開く」という基準或いは標準的角度があります。 この標準的な角度よりも数度の範囲で「遊び」がありますが、「遊び」の範囲を超えた動きがある場合を「異常」と判断します。また、標準的な角度に達しない場合も「異常」と判断されますが、多くの場合、その原因は筋肉の硬縮度にあります。硬縮度が強い場合は標準的な角度に達しないケースになり、硬縮が少ない場合は標準的な角度になり、筋力が弱い場合は標準的な角度に「遊び」加えた角度を超えてしまいます。