学院長日本総合療術学院 学院長
小津源 綱門


〜日本総合療術学院の設立主旨と理念〜

人間は古来より病気という目に見えない外敵と常に戦いながら生きて来ました。本能的に痛みのある部位を「手を当て」、さすり、押し、揉む、優しく叩くと云う動作を行ってきました。

王に手当をしている王妃5000年の歴史を誇るエジプトの古代遺跡には「手当て」をしている壁画が刻まれています。この写真は有名なツタンカーメンの王墓から発掘された「黄金の玉座」に刻まれた「王に手当をしている王妃」です。年代的には今から約3,500年前、日本では未だ「卑弥呼」も生まれていない時代になりますがそんな時代にこうした「手当」が既に行われていた事になります。
これが「手技療法」の原点であり、永い年月を経て最も効果の高い手技へと経験実証的に体系化が進められ、特に中国に於いて著しい発展が見られ「漢方」として理論的に体系化され、当時では最も進んだ医療であったと言えます。

当然、中国との交流の深かった我が国への影響も大きく、杉田玄白の解体新書による西洋医学が導入される迄は「漢方・漢薬」による手技療法が我が国の医療の中心でした。
明治時代になり劇的な欧米化が急速に進み、西洋医学が導入され、国策にもよりますが従来の手技療法、漢方・漢薬に変わる存在となり、今日に至っています。
然し、漢方4,000年の歴史で培われてきた技術は効果があるが故に伝承されて来た訳ですので、西洋医学で直らないものは漢方で治療が行われて来たのも事実で、特に慢性症状に有効な療法として今日でも根強いファンの皆さんがおいでになります。

日本総合療術学院ではこうした漢方から伝承され、柔術等の古武術の世界で治療技術として使われてきた「整体」手技の効果を伝承し、現代医学の「解剖学」、「生理学」、それに「触診技術」、「筋力テスト」、「関節可動域検査」等の検査法を導入する事により、危険性を排し、安全性の高いソフトな手技として平成7年に体系化を行い、ソフト整体として完成させる事が出来ました。
このソフト整体は、安全性、効果を確認した上であらゆる手技療法が組み込まれています。カイロプラクティックの技術も、神経にアプローチするオステオパシー、或いはストレッチも導入されています。
症状をもたれた患者の皆さんだけでなく、整骨院の先生方、整形外科の先生方、ペインクリニックの先生方にもその効果が認められ、高い評価をいただいています。
 
私は、この安全性が高く、効果の高いソフト整体の技術をマスターした「施術のプロ」を養成するという使命感から日本総合療術学院を平成7年に設立、スタートさせました。
21世紀に対応した質の高い整体・療術師の育成を目指し、各方面に一人でも多くの人材を輩出出来る事を目標に充実したカリキュラムを構築してきました。

世代を超越した手技療法であり、あらゆる機能障害に対応できる手技療法としてその技術の発展に全力を尽くす事を誓います。

そして、学院に入学された皆様は、このソフト整体の技術を以て「癒し:healing→健康:health」の伝承者として、社会貢献に携わっていただきたいと念じています。